注連縄づくり

我が家で大切な年末の恒例行事でもある注連縄づくり。神職であった祖父から手ほどきを受け、父と一緒に作ってきましたが、最近は、私が留守の間に実家の家族がおおよそ作るようになりました。しかし、ここ数年は、私の長男を連れて、最後の仕上げに臨んでいます。特に恵比寿さま大黒さま用の太い飾りは、まだまだ私の仕事です。

注連縄・注連飾、総てで十六ヶ所、三十一点に及びます。作って、飾って、炊きたてのご飯や、お餅をお供えするという一連の行いを通じて、「神様はいるんだな。」という感覚を覚えますし、歳神様がやってくる方位に神棚を合わせると新しい年の訪れを感じます。それが感謝と祈りにつながるものなんですね。

四十一歳、三児の父。

受け継いできた伝統を、いよいよ次につなげる番になりました。神を敬い先祖を思い、今年一年も、なりわいに励んで参ります。